受賞歴

「円窓~Round window~connect the inside and outside」for Biennale Europea d'Arte Fabbrile Stia 2023 by Yukio Kanari and Company 2年に一度イタリア・スティアで開催される鍛冶屋のワールドカップ 「Biennale Europea d'Arte Fabbrile Stia 2023 」は、世界25か国300人以上の鍛冶屋が集まる 鍛冶屋界では最大のイベントです。 年ごとに協会から指名された国の代表とその仲間が彫刻を制作します。 2023年は日本の加成幸男とその仲間たちが4日間かけて彫刻を制作。 その制作風景から会場の様々な催しを記録にしました。 制作した作品名は「円窓~Round window~connect the inside and outside」 内と外はの境界には様々な意味、世界、思想を表現しています。 窓の外の景色を眺める、窓の先、現在から未来を眺め、外の世界から内側を、自分自身を眺める。 人間と自然とのつながりの境界にも通じることを表しています。 ビエンナーレでは、鍛冶にまつわるデザイン、作品展示、彫刻コンクール、 3時間で鍛冶の制作を競う世界鍛造選手権などのコンペティションや 子ども向けのワークショップ、マーケット、など町全体が鍛冶屋ワールドに包まれています。 ボランティアのクオリティーも高く子どもから大人まで素晴らしいおもてなしでした。 スティアはトスカーナ州のはずれにある小さな街です。 景色も美しく食事も美味しく、イタリアでも人気です。 今年は仲間を連れてスティアへ彫刻をつくりに遠征し素晴らしい時間を過ごしました。 https://youtu.be/2gh8ZQXBEik...

チェコ共和国からイタリア スティアへ移動し「Stia European Biennial Show of Blacksmithing Art 2023」へ。 ここでの4日間は世界25か国の鍛冶屋が300人以上集まりコンペティション、講演、展示、など様々な鍛冶にまつわる催しが展開されます。 ぼくは今年の春にスティアの協会から彫刻の依頼を受けていて、メンバーを集め制作しました。 先ず思い浮かんだデザインは、日本らしくかっこいいもの。 シンプルだけど手の込んだデザインを考え、仲間とミーティング、合宿を重ねてスティアへ。 結果は、素晴らしい出来栄えでたくさんのギャラリーに見守れながら完成へ至りました。 日本のメンバーで彫刻を制作出来ることが、ひとつの目標にあったので 日本で鍛鉄ライブを開催してきたことがここへ繋がったと確信しています。 彫刻制作の他、鍛造選手権、マーケットで販売を試みます。 自身の体調不良で鍛造選手権は途中棄権してしまい悔いが残りますが次回改めて挑戦します! 鍛冶屋の友人の奥様方がぼくの体調を気遣って医師や薬の手配をしてくださりありがとうございました。 彫刻制作も体調不良で仲間に任せきりで迷惑をかけてしまいました。 マーケットでは、同行した蠣崎君、荻野君の作品と共に販売しぼくの小品は完売しました。 実はぼくの追っかけBoyがいて(笑)彼はやはりぼくの中で一番出来の良い小品を購入してくれて嬉しかった。 他店の作品も購入し、人との出会いは万国共通楽しみが広がります。 このビエンナーレへ参加するのは3回目です。いつも思うことは町全体が協力されていて ボランティアのクオリティが高く、充実した4日間を送れることがすごいなぁと感心します。 最後のセレモニーでは、日本チーム皆で壇上へ。 記念の盾を受け取り、近い未来に彫刻が設置されるのが楽しみです。 「円窓~Round window~connect the inside and outside」 加成幸男 水上慎一 蠣﨑良治 荻野善史 加成健太郎 Thanks! Richard Rulf ありがとうございました。                       ...