岩原スキー場に隣接する「ラ・ロカンダ・デル・ピットーレ」
薪窯で焼くピッツァの先駆け、イタリアンの名店です。
地下のワイン庫とワインを楽しむお部屋にブドウの木の彫刻を制作しました。
ブドウの木は、ワインセラーを望むとブドウ畑が広がっているような佇まいで
あえてブドウの実はない休耕期のブドウの木がそこにあります。
ただ枝と枯れかけた葉っぱが次の季節を待っているかの様子が絵画的にみえるのです。
ワインセラーからプライベートゾーンへ続く扉には、蝶番飾り、面格子、ドアノッカー、ハンドルを設え、ますます雰囲気の良いコーナーへグレードアップしたと思います。
彫刻の他、レストランエントランスの階段手すり、こちらはスキーシーズン、グリーンシーズンと手すりの位置が変更できる仕様です。どちらのシーズンも弊害なく使ってもらえるつくりを双方で確認しながら制作しました。
ピットーレのオーナー辻さんとぼくは、ぼくが26歳の時にスイスにある日本食レストランで出会っています。
ぼくがヨーロッパの鍛冶工房をまわってチューリッヒに戻り、帰国する時に空港まで送っくれたムッシュが辻さんです。まぁ二人ともうっすら覚えている程度で数年前に再会した時にそんな話から新たなコミュニケーションを取り始め、このような制作へ至りました。
ピットーレの建物、インテリアはオーナーの辻さんとスタッフがコツコツつくりあげた趣のあるデザインが随所に表れています。飾ってあるイタリアやヨーロッパから持ち帰った陶器や小物はすべてかわいいです。
辻さんの名言、「ピザを焼くには先ず薪割」 。
いい言葉です。ぼくが思う仕事の姿勢がこの言葉にギュッと凝縮されていると思いました。
このような魅力あるレストランへ鍛鉄の仕事で関わることが出来ましたこと御礼申し上げます。
スキーシーズンが益々楽しみになりました。
ピットーレ岩原本店
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Leaf工房 加成幸男
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